治療研究・治験情報

筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対するiPS細胞創薬に基づいた 医師主導治験を開始


12/2(火)夜のニュース、12/3(月)の朝刊等で慶應義塾大学医学部、慶應義塾大学病院、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構による「疾患特異的iPS細胞を用いた創薬技術を応用し新たに見出したALS治療薬の候補、ロピニロール塩酸塩(本治験薬)の安全性・有効性を評価するための第I/IIa相医師主導治験を開始」について報道されました。

慶應大学岡野先生が中心となって進められたこの研究は、日本ALS協会としてもアイスバケツチャレンジ・グラントを用いて支援してきました。良好な結果に期待しています。治験の詳細は下記のプレスリリース等をご参照ください

今回の治験は、世界で初めてロピニロール塩酸塩をALS患者さんに使用する臨床試験です。ALS患者さんに対するロピニロール塩酸塩の有効性や安全性は、まだ確認されていません。ロピニロール塩酸塩は、今回の治験、および今後の追加治験の動向を踏まえ、薬事承認を得ることが出来ましたら、ALS患者さんにご使用頂けることになります。したがって、現時点では、一般診療においてロピニロール塩酸塩をALS患者さんに対して治療目的で使用することは避けてください。

慶應義塾大学病院  プレスリリース

国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)プレスリリース

https://www.amed.go.jp/news/release_20181203.html

治験HPのURL https://survey.qlifeweb.jp/lp/als/

治験に関するお問い合わせは、上記治験HPをご参照下さい。

日本ALS協会 事務局

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